子どもたちの夏休みも後半になりました。
セミの鳴き声も心なしか、小さくなった気がします。
花が少ないこの時期、木の実をいろいろご紹介します。
博物館近くのおもかげ橋にかかるのは、ヤマボウシです。
直径は2~3㎝で、食用にもなりますが、園内の野鳥には、あまり好まれないのか、
たくさん落ちています。
アメリカヤマボウシの別名があるハナミズキも実をつけていますが、
こちらは、まだ青く、長さが1㎝ぐらいで、食用にはなりません。
こちらは、ツバキの実です。熟すと開いて、2~3個のタネが入っています。
椿油は、タネから採れます。
ブドウの房のように生っているのは、トチノキです。
1つの実の直径は、4㎝ぐらい。1つの実にタネは1つです。
渋抜きをして、食用に使われます。
記念広場と中央広場の間のコブシの実です。
熟すと一つひとつのポコポコが割れて、朱色の実が1つずつ出てきます。
鳥に食べてもらって、タネを運んでもらっています。
最後は、ドイツトウヒのまつぼっくりです。長さが15㎝以上になるものもあります。
雨に濡れて、閉じていますが、晴れて乾くと開きます。
鳩時計の重りは、このまつぼっくりをかたどったものです。
ちなみに鳩時計、「カッコウ」と鳴きますよね。
ドイツ発祥で、本来はカッコウ時計だそうです。
緑の相談所では、8月20日(日)まで、園内で拾った木の実を使った
小学生の皆さんの工作の作品を展示しています。
いろいろな木の実の形から想像(創造)した、力作がご覧になれます。
ぜひ、足をお運びください。