中国では、「雪中四友(せっちゅうのしゆう)」という言葉があり、
厳寒期に香りのよい花を咲かせ、絵の題材によく用いられた4種の植物があります。
園内にも4種ありますので、ご紹介します。
まだ、芽が出たところのスイセン(水仙)です。
園内のスイセンは、大輪の園芸種なので、花は3月頃です。
寒咲きの日本スイセンが、1月から花を咲かせます。
サザンカ(山茶花)です。
サザンカに、香りのイメージはあまりありませんね。
ウメ(梅)です。
梅林では、早咲きの1株だけが咲き始まっています。
ロウバイ(蝋梅)です。
今年の花付きは、あまりよくありませんが、
ロウバイは、花数が少なくても、甘い香りがしています。
大寒から立春にかけての1年で最も寒さの厳しい時期に、花をつけるのは、
やはり、人の心に響くのではないか、と思います。