立秋(今年は8月7日)を過ぎていますので、
『暦の上では秋』
いつもなら、まだまだ暑さ厳しく、名ばかりの秋の頃なのですが、
かれこれ1週間雨ばかり。
「観測史上初」とか、「何十年に一度の~」といった枕詞を
しょっちゅう聞いているような気がします。
植物には、着実に秋が来ています。
ロックガーデンには、草かんむりに秋と書く「萩(ハギ)」が咲き始めました。
草かんむりですが、分類上は草でなく低木です。
葉が丸いので、ヤマハギのようです。
こちらもロックガーデンの西の端。シュウメイギク(秋明菊)です。
ちなみに、キクの仲間ではなく、キンポウゲ科のアネモネの仲間です。
園路沿いの掲示板の植栽には、白い大輪のタイプも咲き始めました。
花が小さくて見逃しがち、なのですが、ワレモコウ(吾亦紅)です。
ワレモコウは、バラ科の多年草で、いつもならうどん粉病が出るのですが、
今年は雨が多いせいか、病徴は出ていないようです。
博物館前のおもかげ橋を渡ると、真っ赤な実がたわわに、なっています。
ヤマボウシ(山法師)の実です。
果肉もあって、食用にもなるのですが、
中央公園の鳥たちには、あまり人気がないようです。